2023年1月のことでした。
少し訳があり、三鷹の森ジブリ美術館を初めて訪れました。美術館での用事も済ませ、あとは帰宅するだけだったのですが、ふと、久しぶりにまんだらけのある中野ブロードウェイに行くことにしました。いつもの通り?まんだらけの色々な店舗を周り、その途中で、セル画を専門に扱うお店があるのですが、そこも久しぶりに立ち寄ることにしました。そうしたところ、何気なく見た高価なものを飾るショーケースの前で、私ははっと息を呑み、呆然と立ち尽くしました。
そう、そこには、「あらいぐまラスカル」のエンディングの止め絵のセル画と原画が、なんとセットで飾られてあったのです。
ラスカルのセル画の紹介箇所で、「ラスカルのエンディングの止め絵(のセル画?)があれば本当に欲しい〜!!」と書いてはいたものの、そのようなものはもう世の中に存在しないのではとも思っていましたし、こんなふと立ち寄った機会に出会うことができるとは・・・。
そこから、食い入るようにそのセル画を見るとともに、我慢できずに、お店の方に直接どのような感じか見せてもらいました。おそらく、お店の方は「まあ冷やかしだろう」と思ったことでしょう。なんせ、そのセットは、ほぼ1本という高価なものでありましたし、到底それを簡単に買えるようなオーラを当方もしていなかっただろうからです(苦笑)。
その通りでして、すぐに買えるようなものではありませんし、分割払いができるカード払いもこのお店ではできません。一方、今回を見送ると、おそらく一生出会えないとも感じていました。最近はセル画の販売店やイベントに参加しても海外の方が大変多いですし、オークションでも海外の方の代行業者が落札するケースが多いです。自分の中では中国や中東の富豪のセル画マニアの方がいらっしゃるイメージがあるのですが、中国の春節(旧正月)の時期も迫っており、そのような方が旅行で日本に来て、このセットを見たらすぐに買うだろうと・・・。
ということで、う〜んと悩んだ挙句、お店の方に購入の相談をしたところ、1か月ぐらいなら取り置きが可能とのことでした。その時、自分の中では、コレクションを幾つか売れば何とか買えるのではないかという思いがあり、「それならぜひ購入させてください」となりました。
それからです。資金作りがはじまったのは・・・。
その頃は既にセル画や玩具も大変な高騰をしており、当方がコレクションしていた作品・キャラもそれなりに売れることがわかっていましたが、どれをいくつ売るべきかと悩んだ挙句、幾つかのセル画や玩具のオークションに出品し始めました。果たしていくつ売れないとダメなのか、時間が間に合うか、という心配がありました。ただ、なんとラッキーなことに、オークションを始めて早々に、一つの版権セル画が全く思いがけないほどの高額で売れたのです!!(「未来少年コナン」よ、ありがとう!!)これによって余裕をもって資金作りができ、本セル画・原画セットが無事に当方のものになった次第です。
ラスカルのエンディングは、素朴なメロディ・歌詞が素晴らしく、この止絵と一緒に見る・聴くと、ラスカルのストーリーを超えて、自身の、特に子供たちが小さかった頃の楽しい思い出(私にとってラスカルは子供たちに思えるのです・・・)が喚起され、いつも涙腺が崩壊しかけになります(笑)。
それを手元で感じることができるものを手に入れることができたのは、既述した経緯も踏まえると、まさに当方にとっては奇跡でした。たぶん、一つでも何かのタイミングや判断・結果がずれていたら、こうなっていなかったと思います。
当方ももちろんずっと所有はできずいつか手放す時も来ると思いますが、出来るだけ末永く、このセル画らを楽しみたいと思います。
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