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その他の漫画家作品


手塚治虫の鮮烈デビューから、まさに無数の漫画が生み出されてきました。その中でも、私の印象に残っている作品のコレクションを紹介していきたいと思います。随時付け加えていく予定です。



『デビルマン』 /永井豪とダイナミックプロ /講談社コミックス 全5巻
太古の眠りより目覚めた、デーモン一族。その魔の手から人類を救うため、親友、飛鳥了と共に、不動明はデビルマンとなり戦う。しかし、本当の敵は誰なのか?悪魔か、それとも人間か?

永井豪作品の中で、やはり一番印象に残っている作品。
デビルマンとの出会いは最初テレビアニメであったが、そのイメージのまま、この漫画を小学生のころ見て、ものすごいショックであった。最初の悪魔降臨から、最後の美樹ちゃん&タレちゃんのXXシーンまで、タレちゃんなみにちびりそうになった(笑)。テレビアニメのかっこいいイメージでこれを読んでトラウマを抱いた当時の子どもは多いのではないだろうか?
しかしある程度大人に成長してから読んでみるとなんと素晴らしい作品だろう。恐ろしいを通り越して、美しい。
シレーヌやジンメンの章に見られる、各ショートストーリーの最後のヒトコマや、ラストシーンなど、詩的ですらある。またこれほど人間の弱さ、愚かさを描いた作品もないであろう。かといって、人間より完璧であるはずの、神や悪魔もなんらかの負の要素を抱える存在と描かれている。
世間の常識ではタブー視されるシーン(それらは往々にして人間の影の欲求なのであるが)を描きながらも、感じさせるものは圧倒的な迫力と冷たいほどの美しさ、そして生きることの意味である。
まさに傑作と呼ぶにふさわしい。

*漫画では、世界の歴史を題材にした短編をまとめた『新デビルマン』(全1巻のみ)と、原作・永井豪、絵・蛭田充のバージョンも存在し、後者はよりテレビアニメに近い雰囲気である。

『綿の国星』 /大島弓子 /白泉社 花とゆめCOMICS 全8巻 
時夫に拾われ須和野家の一員になったチビ猫は、いつか自分も人間になって、時夫の恋人になれると信じて疑わない。ただ、好奇心旺盛なチビ猫は、美しい青年猫ラフィエルに出会い、そして皆生きるのに一生懸命がんばっている猫と人間の世界でどんどん成長していく・・・。チビ猫の目に映る世間は不思議一色、そして輝きの世界!

少女漫画はあまり読まないが、WANTED!のページで紹介しているチビ猫ビスクドール関連で興味を持ち、近年単行本を読んでみて、衝撃をうけた作品。漫画というよりも、詩というか、哲学書の域に到達している。基本は、純真なチビ猫が世の中を色々と探検していき、それに様々な猫や人間たちのストーリーが絡んでいく話であるが、チビ猫が疑問に思ったり、行動したり、感じることが、普段気づかない猫(私は人間だから当然だが・・・笑)や人間、物事の真理をついているというか・・・。各話のタイトルも、あと、チビ猫のモノローグやその際の絵のイメージなど、とにかく夢というか、空中を浮遊しているような不思議な感覚にとらわれる。一話読むごとに、「は〜この話(も)すごいわ」と感嘆の声を何度も上げた。単行本は全8巻となっているが、『綿の国星』とは関係のない作品も入っていて(1巻など、『綿の国星』の第1話よりも先に、『夏のおわりのト短調』という作品が紹介されている・・・)、これらの中にも、不思議な余韻が残る作品が多い。・・・とにかく、これを読んでから、巷の猫たちが、人間っぽくみえるようになった(笑)。 シルク・ムーン・プチ・ロード、八十八夜、猫草、お月様の糞、等が好きなタイトル。

『飛ぶ教室』 /ひらまつつとむ /集英社 ジャンプ・コミックス 全2巻
校庭に設置された核シェルターにより、偶然、核戦争から生き延びることができた安田オサムら、埼玉第八小学校の小学生たち。唯一の大人である担任の北川先生や、生徒たちのリーダー格であるサトルらと共に、厳しい核の冬を乗り切るため、そして人類最後の希望となるべく、彼らのサバイバル生活が始まる。

連載が1985年ということで自分が14歳の頃、リアルタイムで読んでいた作品。この頃になると、絵の印象等のみならず、ストーリーの意味合いもよくわかる年代になっており、絵の綺麗さ(女性を綺麗かつ魅力的に描ける漫画家の方はやはり一流と思います)の一方で、核戦争後生き延びた子供たちという、扱う内容のヘビーさに、連載期間の短さ(連載では全15話のみ)の割には、私のみならず、結構覚えている当時の読者も多いのではないかと思う。子供たちのサバイバルストーリーというと、純粋さのみならず、その純粋さが引き起こす残酷さが逆にクローズアップされたものも多いが、この作品は、子供たちの正の純粋さやたくましさと共に、彼らを菩薩様のように見守る一人の先生の愛というか奉仕の心にもフォーカスし、日常の大切さや、仲間や教育の重要性、そして、困難な状況下においても見失わない希望の尊さといったことを感じさせる作品となっている。子供たちは色々なキャラクターが用意されているが、主人公が、ヒーロータイプでなく、気の優しい普通の子(ただし、とびきり魅力的なガールフレンドがいて、リーダーの少年からの信頼も厚い)というのも読者が感情移入できてよかっただろう。さらに、近年読み返してみると、当時はあまり意識していなかったが(当時は香川県在住たったので)、作品の舞台が現在住んでいる埼玉県であることもあり、より身近に感じられることもできた。2015年に復刊ドットコムで全2巻が復刊され、なんと作者のひらまつ先生は現在第2部の執筆・公開を検討中とのこと!あまり知られていない作品ならびに作者であるかもしれないが、私の中では、非常に大切な作品。今の時代だからこそ、この作品が持つパワーというかメッセージが余計光り輝いている。
「もう今日はやめよう。明日考えよう、明日-。ボクたちはやるべきことはやったよ」「オサム もう昔とちがうんだよ。今の世界で明日やろうなんて言っていたら何もできやしない。子供だと言うことで、もう誰も大目に見てはくれないんだよ。」「明日ここが開いてももう生存者は生きていないかもしれない。今日やるんだ。今しかないんだ。今日これを必ず開けるんだ!!」



『寄生獣』 /岩明均 /アフタヌーンKC全10巻
突然地球に現れ、人に寄生し、人を食い始めた寄生生物(パラサイト)たち。高校生泉新一は、右手に宿った寄生生物ミギーと共に、他のパラサイトたちと戦い始める。身近な人々、そして己を守るために。

ミギーらパラサイトの出現から(最初の、ぱふぁ→ファッ→バツン→ブシュッのインパクトと言ったら・・・)、殺人鬼Aや島田秀雄との戦い、市役所での攻防戦、そして最後の後藤との戦いまで、いつも読み始めると、おもしろ過ぎて最後の10巻まで止まらない。
数々の凄惨な描写や、新一&ミギー対パラサイトたちとの息もつかせぬ戦いがインパクトがあるが、単純なパラサイトではない田村玲子の存在や、人間である新一の母親や父親、恋人である里美や加奈、探偵倉森、そして浦上らとのエピソードも心に残る。
タイトルは”寄生獣”となっており、当然パラサイトたちのことをイメージするが、パラサイト=寄生獣ということは一言も言われていない。それどころか、広川市長が「人間に寄生し生物全体のバランスを保つ役割を担う我々から比べれば 人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!!いや・・・寄生獣か!」と単行本9巻でようやく言うように、このタイトルは我々にこそ向けらた問いかけであったのだ。
人類存続のために世界を救う云々の話ではなく、ごく普通の身近な人たちが死に、そしてそれら身近な人たちを救うために、自分を守るために新一は戦う。本能に忠実なパラサイトとの比較によって、人間の弱さ、身勝手さ、エゴ、偽善、残酷さというべきものがより浮かび上がる一方で、「心に余裕(ヒマ)がある生物」(byミギー)としての人間の素晴らしさや希望も教えてくれる。このように、そもそも人間とはなにか、生命とは何かという普遍的な問いをこの作品は感じさせてくれる。
人間的な感傷や表情は基本ないが、淡々と知力・勇気を駆使し、新一と共に他のパラサイトと戦うミギーがとて魅力的。特に、純真無垢に見えるあの”目”がなんともいえない味を出していて、私の大好きなキャラクターの一つである。
本作は1988年から1995年頃にかけて発表された作品であるが、なんと2014年の12月と2015年の2回に分けて実写映画が公開。この作品は今も全く色あせない。



『スラムダンク』 /井上雄彦 /集英社 ジャンプ・コミックス 全31巻
晴子に恋い焦がれ、湘北高校バスケ部に入部した自称”天才”桜木花道(バスケはど素人)。キャプテンの赤木、桜木と同じく1年生でありながら既にスタープレイヤーである流川ら、ひと癖もふた癖もあるチームメイトらと共に、数々の強豪チームを破っていく。

別のページで、「ドラえもんの単行本第6巻に掲載されている”さようならドラえもん”を読むと思わず泣く」と書いたが、この『スラムダンク』ほど、ストーリーにのめり込み、そして知らない内に、得も知れぬ感動・興奮で思わず泣いてしまうような漫画には出会ったことがない(おおげさかな・・・)。雑誌連載当時は私も週刊少年ジャンプをあまり読まないようになっていたが、その後、何かのきっかけにこの単行本を読むことになり、それから何回読んでも、いつ読んでも、その興奮度が収まることはないのだ・・・。
雑誌での連載は約6年、ただ作中で描かれているのは、たった4カ月の話。ただ、他校も含めた様々なキャラクターの色付けと、絵も最初の頃から格段に進化し、最後の山王工業戦の臨場感はもうただものではない。
私はバスケをしないが、何かと元気と希望が湧きあがってくる1冊。ちなみに、井上氏の作品では『リアル』も愛読書。
「オヤジの栄光時代はいつだよ・・・全日本のときか?・・・ オレは・・・オレは今なんだよ!」



『イアラ』 /楳図かずお /ゴールデン・コミックス全6巻
お互い愛しながらも実際に結ばれることのなかった男と女。女が死ぬ間際に残した謎の言葉”イアラ”の意味を求めて、男は過去から現在に至る歴史の中をさまよう。そして最後に得た真実とは・・・

『へび少女』や『赤んぼ少女』のような恐怖もの、『まことちゃん』のようなギャグ漫画、「漂流教室」や『14歳』のようなSFものなど、絵の美しさと迫力、宇宙をも感じさせるストーリーの壮大さや爆発力は、漫画界の”天才”・”鬼才”の一人に数えられるであろう楳図かずお氏の短編集。表題の『イアラ』では、日本の歴史もうまく絡めながら、永劫の時の中での、男女の愛や人間の生を描く。この他にも、『指』や『きずな』、『列願鬼』など、複雑に絡みあい、時には”ねじれた”愛の形を描いた作品を数多く収録。
ちなみにこの本は、昔、長年付き合った恋人と別れた時、その後立ち寄った雑貨屋(しかも外国!)で見つけ購入したもの。その時の自分の状況と、この本が描いている内容から、何か因縁めいたことを感じたことをよく覚えている。ちなみに、その別れた恋人とは、しばらく経ってから再会し、現在は、自分の嫁さんになっているという・・・(プライベートな話で恐縮っす)。



『虹をよぶ拳』 /原作・梶原一騎&絵・つのだじろう /サンデー・コミックス全7巻
ひ弱な春日牧彦が出会ったのは空手。空手を通じ、そして数々の男の闘いを経験して、本当の強さとは何かを理解していく。

こういう熱血格闘技ものは、技やストーリーが目茶苦茶なことが多いのだが、これはまともで、何よりもアクションを重視するのでなく、空手を通じた人間ドラマを描いているのがよい。
この作品で梶原一騎氏が言いたかったことは”断絶”だそうだ。様々な人間関係の断絶。そして人の絆を取り戻すための闘い。一人の少年の成長を通して見事にそれを描いている。
現代にも通じるストーリーである。



『レインボーマン』 /原作・川内康範&絵・小島利明 /講談社コミックス全4巻
ダイバ・ダッダの教えを受けて、ヤマトタケシは愛の戦士レインボーマンとして生まれ変わった。そして日本人皆殺しを図る死ね死ね団との闘いにのぞむ!

元祖国産スーパーヒーローと言えば月光仮面であるが、その原作者でもある川内康範が生み出した7変化するヒーロー。1972年にTV放映。
この漫画が謳っているのは人類愛。
しかし古いヒーロー漫画らしく、今読むと結構笑えるシーンも多い。なかでもやはり、ミスターK率いる悪役の死ね死ね団のネーミングが最高(笑)。


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