海のトリトン
杉本製作所製/?年/正面60cmX奥行85cmX高さ118cm。
50円で約50秒作動。ペイントはおそらく最初のものとは違う。
この電動遊具ですが、海のトリトンのロマンアルバムの100P目に、”洗足池のゲームセンターのトリトン”として出ているトリトンファンの間では有名な?ものです。
確か2002年の初夏の頃だったでしょうか。一度、あるHPで、この電動遊具がとある地方の水族館にあるいうことが書かれてありました。そのため、一目見てみたい私は片っ端から関係がありそうな水族館に電話をしましたが、その水族館を探し当てたときは、「ほんの少し前に、廃棄処分にしました」とのこと・・・とてもがっかりしたことがありました。
そして2006年。何気なくインターネットで検索していると、この電動遊具が大阪にもあることが、あるブログで紹介されていました。そのブログの作成者の方に連絡を取り、この電動遊具が置いてある場所を突き止め、ようやく出会うことができました。
もちろん、大人の私は乗ることができませんでしたが、お金を入れて、このトリトンとルカーが動いたときは感無量でした。
そして、この電動遊具を管理されている方にこれまたコンタクトを取り、このトリトンや電動遊具について色々とお話をお聞きしました(*電動遊具についてはサイト内の別のページを参照してください)。そして、「今後もこうやって細々と大阪の子供たちを楽しませてほしい」こと、そして、「もし何らかの理由でこの電動遊具を廃棄するようなことがあるなら、ぜひ私に連絡をしてほしい」旨を伝えました。
そうして、2007年夏。管理されている方と連絡を取ったときに、もうこういった電動遊具の事業をお辞めになれることをお聞きしました。私は単なる一般コレクターですから、このような電動遊具を保管するのも一苦労なのですが、そのときは即座に、
「それであれば引き取らせてください!!」、とその方にお伝えしていました。
保管場所の問題がありましたが、嫁の実家に保管スペースがあり、恐縮ながらも
それを利用させてもらうことで、この電動遊具を引き取ることができたのでした。
小さいときに雑誌で見てから、動いている姿を見たい・実際に乗ってみたいと思っていて、ずっとかなわなかった電動遊具でした。それが、色々なきっかけから出会うことができ、そして何よりも色々な人の優しさと協力があり、このトリトンは私のもとで余生を過ごしてくれることになりました・・・
約2〜30年前のものが今と変わらず動いており、今までずっと子供たちを楽しませてきたことを思うと感動します。そういったものをやはり簡単に捨て去ることはできません。また、いずれ、このトリトンとルカーには、再びどこかで子供たちを楽しませてもらいたいと思っています。
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