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絵本


絵本は通常、幼児および低学年向けのものが多いため、読む際にそれなりに荒く扱われたり、またコレクションを想定して保管されることも少ないため、状態がよいままで長く残ることは難しいグッズです。また、読み手にわかりやすい内容になっているため、ストーリーがものすごくシンプルになっていたり、通常のキャラがものすごくデフォルメされているというか、かわいらしくなっている場合が多く、そのギャップがたまりません。色使いもとてもカラフルで鮮やかな場合が多いですし。だからこそ、古い時代の絵本というのは魅力的で、私もコツコツとコレクションをしています。
ここでは私のコレクションを紹介します。随時付け加えていく予定です。
もし皆さんでお売りしていただけるようなキャラクター絵本をお持ちでしたら、ぜひご連絡ください
また、状況によってはトレードおよび何かイベントへの貸し出しも可能です。こちらもぜひご一報ください


藤子不二雄キャラ  海のトリトン   ガンバの冒険 かわいい系キャラ
アクション系キャラ  少女漫画系キャラ  ギャグ漫画系キャラ 漫画・アニメの巨匠作品
特撮・ヒーローもの その他  


藤子不二雄キャラ

小学館の絵文庫 コミックシリーズ4&11 おばけのQたろう@&A
小学館製/1965&1966年/当時130円/26x19cm

1巻は、「おおそうじ」と「ゆうえんち」の巻です。2巻は、「たのしいどらいぶ」と「へんなどうぶつえん」の巻です。どちらも、絵柄は結構良くできていて、原作に近い感じで好感が持てます。


小学館の絵文庫 新オバケのQ太郎
小学館製/?年/当時130円/26x19cm

@は「まいごのぞうさん」と「そらとぶじどうしゃ」の巻で、Aは「おうちごっこ」と「でんしゃごっこ」の巻です。表紙絵は藤子不二雄柄なのですが、中身は篠田ひでおの絵柄になっています。


小学館の絵本 オバケのQ太郎
小学館製/1966年/当時100円/26x18cm

1巻・2巻とも色々な物語が載っていますが、それ以外に貼り絵のページがあります。この手の貼り絵は、そのまま貼られずに残っているのは希少で、大体は貼り付けられています。やはり表紙絵がかわいらしいですね。他にも、本の中や裏表紙などで紹介されている様々なオバQグッズが色々と参考になります。


小学館の絵文庫 おばけのQたろう
小学館製/1978年/当時250円/26x19cm

@は『おおそうじ』+ゆうえんちの巻、Aは『かくれんぼ』+Qちゃんのひこうき+Qちゃんのおるすばん+Qちゃんのいたずらの巻、Bは『まいごのぞうさん』+そらとぶじどうしゃの巻、です。これらは以前に出た絵本の新装版のようです。Bに関しては、表紙絵は藤子不二雄柄なのですが、中身は篠田ひでお氏の絵柄になっています。いずれにせよ、絵本に出てくるQちゃんキャラの絵柄はとてもかわいいです!!!。
 

ばんそうのとびだすえほん 新オバケのQ太郎
万創製/1971年/当時680円(600円)/26x20cm

万創のとびだすえほんシリーズは、1970年代当時の様々な特撮、アニメ番組のものが作られ、大ヒットしました。一般的に、函入り&シールつきです。
この作品は、中身は、@みんなでさかなつり、Aいぬはだいきらい、BQちゃんたちの空の城、CいたずらQちゃん、Dいかだのヨット、です。絵が飛び出すだけでなく、ある場所をひっぱったりすると、Qちゃんが飛び出してきたりします。とても楽しい絵本です。


小学館のテレビ絵本 べんきょうえほん
小学館製/1985年/当時各巻330円/26X19cm

2〜5歳ぐらいを対象にした、ドラえもんと楽しくお勉強できる絵本です。1が「ドラえもんのことばあそび」、2が「ドラえもんのかずとかたち」、3が「ドラえもんのあいうえお」、4が「ドラえもんの1・2・3かずのえほん」、5が「ドラえもんのまる・さんかく・しかく」、6が「ドラえもんのなぞなぞことば」というレパートリーとなっています。ドラえもんの絵本などはそれこそものすごい数がでているのでしょうが、この絵本シリーズはまあまあ初期のものです。ドラえもんの各キャラクターの絵は、ヨシダ忠氏が描いています。


栄光社のうたのえほん 32 ジャングル黒べえ
栄光社製/?年/当時200円/25x18cmと26x19cmバージョンあり

物語は特になく、『ジャングル黒べえの歌』と『ウラウラ・タムタム・ベッカンコ?』の歌詞と楽譜と共に、黒べえたちの絵が描かれています。絵は結構へたうまで、それが結構、味わい深いものです。


朝日ソノラマ たのしいうたのえほん8 ジャングル黒べえ
栄光社製/1973年/当時200円/26x18cm

@は『ウラウラ!大かつやく』、Aは『ウラウラ!大はりきり』、Bは『ウラウラ!大しっぱい』の巻です。これまたかなりへたうまな絵で、いい感じです。
 

テレビまんが絵本 怪物くん
少年画報社製/1968年/@当時130円、A当時150円、B当時150円/26x18cm

@は、そらとぶもくばのまき、Aはかいていせんそうのまき、Bはだいようかいのまき、です。@は従来の藤子氏の漫画の絵柄なのですが、ABの絵はアニメ柄になっています。どちらもカラフルでなかなか良く出来ています。@は空飛ぶじゅうたんや大男が出てくるストーリーで、Aはグラゴンと対決するストーリー、Bは日本の妖怪たちと戦う(仲良くなる)ストーリーです。Bは市場にはなかなか出てきません。
 

フジテレビのとびだすえほん 怪物くん
フジテレビジョン製/1968年/当時550円/25x19cm

これまた楽しい!!!今もはやっている飛び出す絵本の怪物くんバージョンです。例えば、ヒロシくんの部屋で、冷蔵庫の扉を引くと怪物くんが出てきたり、玄関からフランケン、タンスから狼男などが出てきたりします。他にも、怪物くんの顔が幾つも変わったり・・・「自己紹介」、「ヒロシのへや」、「宇宙人がやってきた」、「三人組のどろぼう」、「ゴリラキングとタラントノウルス」の5シーンがありますが、本当にどれも楽しいものです。
ちなみに、この本はフジテレビジョン製になっていますが、この当時は、放送局が出版事業を行うことが禁止されていて、それに抵触したため、この後、万創が創設され、とびだすえほん事業が引き継がれていくことになったようです。



海のトリトン

海のトリトン 絵本
栄光社製/?年/当時200円/26x18cm

ゴーゴートリトンとピピのうたの歌詞が書かれた絵本です。絵は誰が描いたかはわかりませんが、アニメに近い顔で、トリトンやピピのいい表情がたくさん載っているお気に入りの絵本です。うたのえほんと書いてる通り、”ゴーゴートリトン”と”ピピのうた”の歌詞や楽譜が載っています。イル・カル・フィンの名前がページでばらばら、ルカーの名前がルカとなっているのが気になりますが・・・

「たのしい幼稚園版」海のトリトン絵本
講談社製/1972年/当時150円/26x18cm

たのしい幼稚園1972年5月号〜9月号まで、アニメ版と手塚治虫の原作版が混じったような海のトリトンが連載されました(1972年5月号のテレビマガジンにも)。その絵本版で大変希少です。あざらしのたからをポセイドンの魔の手から守るトリトンの姿が描かれています。アニメに出てくるポセイドン一味は出てきません。ちなみに、このバージョンの海のトリトンは、手塚全集では「ワンサくん」に収録されています。


ガンバの冒険

ガンバの冒険 テレビ絵本
アリス館牧新社製/1975年/当時各巻680円(セット2,040円)/31X24cm

絵の質や雰囲気、構成、絵本にしては重厚な作り等々とにかく出来が最高です!それは、構成が芝山努氏、文が大森俊治氏、絵が河内日出夫氏、背景が小林七郎氏というテレビアニメの製作スタッフがそのまま携わっているからに違いありません。1巻「旅立ちの巻」では、7匹の出会いと冒険に出るまでが描かれていて、2巻「嵐をのりこえての巻」では、海で嵐にあい漂流する様子が、そして3巻「なぞの軍艦島の巻」では、ハタとの戦いを終え、ノロイ島に向かうところで終わっています。第4巻として、ノロイとの戦いなどがあればなあ・・・・いずれにせよ、箱あり、帯付きのとてもよい状態です。ちなみに、中を見てみると、引き換え券を送ると、ガンバ手帳とガンバシールがもらえると書いてあります。どんなものだったのでしょう?


プレイブック ガンバの冒険
エルム製/1975年/当時500円/26x19cm

虹に乗ったガンバたちが描かれているジャンボポート(ポスターみたいなものです)付きの絵本です。一応、皆の出会いから、ノロイたちとの戦いが終わるまでが描かれていますが、ノロイの最後は、「そのとき そらから オオミズナギドリが イタチを おそいました。イタチは、ぜんめつしました」と、なんとあっけない・・・(笑)。『早瀬川の歌』は関係ありません・・・。ちなみに、プレイブックとなっているのは、各ページに、クイズやゲームのコーナーがあるためです。絵はなかなかいい感じに仕上がっています。



かわいい系キャラ

小学館の絵文庫3 わんぱく王子の大蛇退治
小学館製/1964年/当時150円/26x19cm

絵文庫という名前の通り、通常の絵本と違い、絵と文章が明確に分かれていて、文章も量が多い感じです。東映動画の劇場用長編作品としては、『白蛇伝』(1958年)、『少年猿飛佐助』(1959年)、『西遊記』(1960年)、『安寿と厨子王』(1961年)、『アラビアンナイト シンドバッドの冒険』(1962年)に次ぐ作品ですが、この小学館の絵文庫シリーズで一番最初に発行されたのが、この『わんぱく王子の大蛇退治』(1963年)でした。日本の神話をもとにしたストーリー、そして、メインのキャラクターデザインも、私が大好きな森康二氏のものへと変わり、東映動画の劇場用長編映画の中では、最も好きな作品です。キャラが本当にかわいい!!


小学館の絵文庫6 わんわん忠臣蔵
小学館製/1965年/当時150円/26x19cm

上の『わんぱく王子の大蛇退治』(1963年)と同じ年、その約9か月後に公開された『わんわん忠臣蔵』を基にした絵文庫です。子犬のロックが街の野良犬たちの力を借りて、母の仇である虎のキラーを討つという日本の『忠臣蔵』と巌谷小波の『黄金丸』をもとにしています。タイトルからは、昔の物語をイメージしてしまいますが、街や動物園、遊園地が出てきたり、現代を舞台にした物語になっています。この作品のキャラもかわいいですねえ(作画監督は大工原章氏)。


小学館の絵文庫9 ガリバーの宇宙旅行
小学館製/1965年/当時150円/26x19cm

上の『わんわん忠臣蔵』(1963年)の次、1965年に公開された『ガリバーの宇宙旅行』を基にした絵文庫です。『ガリバー旅行記』と『青い鳥』を基にした、東映長編初の宇宙冒険ものでした。


小学館の絵文庫19 どうぶつ宝島
小学館製/1971年/当時150円/26x19cm

東映創立20周年を記念して公開された『どうぶつ宝島』(1971年)を基にした絵文庫です『宝島』を基にし、フリント船長が残した宝島の地図をめぐって、ジム少年やフリント船長の孫娘キャッシー、シルバー船長らが宝の争奪戦を繰り広げていきます。アイデア構成を宮崎駿が担当しており、また、勢いがありかつかわいらしいキャラのせいもあって、これまた大好きな作品の一つです。


ばんそうのとびだすえほん 昆虫物語みなしごハッチ、 ムーミン、ムーミンとすてきななかま
万創製/1970年代年/当時各巻680円/26X19.5cm

既に紹介したばんそうのとびだすえほんシリーズから、『昆虫物語みなしごハッチ』、『ムーミン』、『ムーミンとすてきななかま』です。函入り、シール付のミント状態ですが、ビニールパックに包まれたままなので、中身を読むことができません・・・(苦笑)。きっと楽しい絵柄のポップアップが見れることでしょうね。


小学館の絵文庫 フランダースの犬
小学館製/1975年/当時250円/26x19cm

@パトラッシュとのであい、Aえのじょうずなネロ、Bさようならおじいさん、Cてんごくへいったネロ、の4巻セットです。絵はとてもかわいいのですが、内容のなんと、かわいそうなこと(泣)。@はパトラッシュとの出会いなのですが、最後は「でも、このようなしあわせは、いつまでもつづきませんでした」ときます・・・Aでは貧乏ということでアロアのお父さんからアロアに近づくなと言われるネロ。そしてBでは、アロアの家の火事を自分のせいにされたり、最後はおじいさんが亡くなってジ・エンド。Cは、テレビでは見飽きていますが、ネロたちは教会で死んでしまいます。最後の絵柄は、ネロ、パトラッシュ、おじいさんが、天国に安らかに昇っていっているやさしい感じの絵柄なのですが、この一連の絵本を読んだ子供がどう感じてくれたでしょうか・・・。ちなみに4巻はなかなか市場に出てきません。


ひかりのくに テレビえほん あらいぐまラスカル
ひかりのくに製/1977年/当時300円/26x19cm

@あたらしいなかま、Aがんばれスターリング、Bおはなしがいっぱい、の3巻セットです。絵は、2巻はまあまあ似ているのですが、その他は少し微妙・・・(笑)。3巻は、色々なショートストーリーが入っているのですが、あまりにも短すぎで起承転結もなしということで、これも違和感がありまくりです(笑)。テレビと同じ最終回のストーリーとかにすればよかったのに・・・いずれにせよ、ラスカル、かわいいです。
 

「たのしい幼稚園」のテレビ絵本 こぐまのミーシャ
講談社製/1979年/当時250円/26x19cm

「おばけのバルルン」のまき、ということで、おねしょがなおらない、おばけのバルルンをミーシャがどうにかしようとする内容です。熊のキャラクターは癒し効果があると聞いたことがありますが、ミーシャは外国製のキャラっぽいといいますか、少しかわいらしくないところ(笑)がかえって味わい深くなっています。


学研のテレビ絵本 ニルスのふしぎな旅
学習研究社製/1979年/当時300円/26x19cm

8巻まであるということで、ニルスが妖精によって小さくされてからモルテンらと旅に出て、そして数々の出来事を経験しながら家に帰ってくるまでが描かれています。絵柄もアニメのものを利用しているようですし、オンタイムで見ていたあの頃を思い出します。

 
 

ひかりのくにテレビ絵本 シートン動物記りすのバナー
ひかりのくに株式会社製/1979年/当時320円/26x18cm

1979年にテレビ朝日系列で放映された動物キャラのアニメです。キャラクターデザインをもりやすじ氏が担当しているからでしょうか。キャラクターがとてもかわいく気に入っています。絵本の内容は、ある農家のねこに育てられたバナーが森に帰って生活していく姿を描いています。



アクション系キャラ

小学館の絵文庫10 サイボーグ009
小学館製/1966年/当時150円/26x19cm

内容や絵柄は、同じく1966年に東映動画によって映画化されたものをベースにしています(このあとテレビアニメ化、そして、1979年にも再びテレビアニメ化されています)。ブラック・ゴースト団に改造された島村ジョーが、サイボーグ009となって、他の仲間たちと共に、ブラックゴースト団と戦います。絵の美しい第2期も好きですが、この第1期の頃の絵柄も味わい深くて好きです。


小学館の絵文庫12 サイボーグ009 怪獣戦争
小学館製/1967年/当時150円/26x19cm

上で紹介した映画『サイボーグ009』の後、1967年に映画化されたものを元にした絵文庫です。ロボットプレシオサウルスや、サイボーグ011のプラスとマイナス、そして謎の女性ヘレナなど、多彩な登場人物が出てきます。



少女漫画系キャラ

ばんそうのとびだすえほん 魔法のマコちゃん
万創製/1971年(16版)/当時600円/26x20cm

既に紹介したばんそうのとびだすえほんシリーズから、東映魔女っ子シリーズ第3弾、『魔法のマコちゃん』です。人間になった人魚姫のマコちゃんの、うらしま老人や太郎、次郎らと交流が描かれています。マコちゃんは本来魔法のペンダントが使えるのですが、この絵本では、全く魔法が使われません・・・(苦笑)


ばんそうのとびだすえほん 魔法使いチャッピー
万創製/1971年/当時600円/26x20cm

既に紹介したばんそうのとびだすえほんシリーズから、東映魔女っ子シリーズ第5弾、『魔法使いチャッピー』です。弟のジュンや、レッサーパンダのドンちゃんと共に人間界に来たチャッピー。ニコニコ町の一平や二平らとの交流が描かれています。今回は魔法が大活躍で(笑)、貝殻の船や、大きなココアが出てきます。


ばんそうのテレビサウンドえほん 魔法使いチャッピー
万創製/1972年/当時300円/26x18cm

「魔法使いチャッピー」と「ドンちゃんの歌」、そしてお話入りのソノシートが付いています。物語は「魔法のドライブ」ということで、チャッピーたちがドライブの途中で魔法のバトンを狙う三日月ばあさんと戦う内容になっています。絵はカラフルでよく出来ています。


ひかりのくにのテレビ絵本 さるとびエッちゃん
ひかりのくに株式会社製/?年/当時150円/26x18cm

@とあるのでA巻があるかもしれません。「青空をかえせ」ということで、公害問題に立ち向かうエッちゃんの話が載っています。作画・構成が石森プロとなっているので、絵柄がしっかりしています。エッちゃんは本当にかわいいです。



漫画・アニメの巨匠作品

おはようえほん@〜J
オハヨー出版製/1976〜1978年/当時各巻300円(IとJは320円)/26X18cm

@とCとFが鉄腕アトム、AとDがジャングル大帝、BとEがリボンの騎士、Gがふしぎなメルモ、ということで手塚治虫キャラの絵本シリーズでしたが、Iではひみつのアッコちゃん、Jでは魔法使いサリーなど魔女っ子シリーズものも出ています。手塚治虫キャラは、絵は、イノウエ智氏や池原成利氏などですが、全体的に良くできています(魔女っ子シリーズの2作品は、中の絵がイマイチです)。ストーリーは絵本用の特別なものはなく、従来の漫画やアニメで展開されていた内容です。魔女っ子シリーズの2作品には、えかきうたなどが入っています。いずれにせよ、私は持っていないHは何の作品であったかを知りたいところです。あと、K以降があるのかどうかも不明です。


小学館の絵文庫 コミックシリーズ20 悟空の大冒険@
小学館製/1967年/当時130円/26x19cm

東映動画の長編映画を題材にした小学館の絵文庫を上で紹介しましたが、テレビアニメやコミック作品を題材にした小学館の絵文庫コミックシリーズというものもありました(最初に紹介した『おばけのQたろう』もその一つです)。本作品は、テレビアニメ『悟空の大冒険』から、「銀糸仙人の巻」を基にした絵文庫になっています。


栄光社のうたのえほん 16 デビルマン
栄光社製/1972年/当時200円/25x18cm

物語は特になく、『デビルマンのうた』と『今日もどこかでデビルマン』の歌詞と楽譜と共に、デビルマンの絵が描かれています。ちなみに、今気づきましたが、どちらの曲も、阿久悠作詞なのですね。とても幅が広い!
いずれにせよ、結構珍しい絵本です。


テレビ絵本シリーズ デビルマン
ひかりのくに製/?年/当時150円/26x18.5cm

ジャンボ機を墜落させたあくまたちと戦うデビルマンの話です。絵が結構おどろおどろしくて、原作の漫画に近い感じで、雰囲気が出ています。


テレビマンガ・うたとおはなし デビルマン
朝日ソノラマ製/?年/当時270円/25.5x18cm

そのシート付で、お話は”ザンニンをたおせ”です。全部ひらがな・カタカナで書かれているのですが、行替えがあまりよくなく、読みにくいです・・・また、誤植があり、ザンニンを最後に倒すのが「ビデルビーム」って・・・(苦笑)。絵もなかなか独特の雰囲気があり、味わい深い作りになっています。


小学館の絵文庫 未来少年コナン
小学館製/1978年/当時250円/26x19cm

@のこされじまの まき、Aだいぼうけんの まき、Bだいけっせんの まき、の3巻セットです。この絵本で特筆すべきは、物語がテレビとはだいぶ違っていて、なんとクライマックスは、あのギガントとラオ博士が乗ったフライングマシーンが戦い、最後は二つとも地震に巻き込まれて死んでしまうという・・・(笑)。いずれにせよ、最後はハッピーエンドなのですが、ハイハーバーでオーロがコナンたちを喜んで迎えるシーンで終わっており、これまたオーロが破格の扱いを受けていて、テレビの内容からすると違和感ありまくりです(笑)。子供が読みやすいように短くそしてわかりやすくするからでしょうか、こうやって、トンデモ話が生まれるのが絵本の面白いところです。
 

朝日ソノラマ 主題歌のソノシート付き 未来少年コナン
朝日ソノラマ製/?年/当時350円/26x18cm

『いま、地球がめざめる』のソノシートが付いている絵本です。上と同じく、これ一冊で、未来少年コナンのストーリーを全て入れようとしているのでかなり無理が出てきます(笑)。クライマックスは、これまたギカントとフライングマシーンの戦いなのですが、これまた大地震が起きて、今度はギカントだけがやられてしまい、ハッピーエンドとなります。ちなみに、レプカは絵本の中で名前は出てくるのですが、絵は全く描かれておらず、最後も「ラオはかせのはつめいをせんそうにつかおうとしていたレプカたちは、しにました」との記述だけ・・・かわいそう・・・(笑)


朝日ソノラマ たのしいうたのえほん 未来少年コナン
朝日ソノラマ製/1978年/当時280円/26x18cm


他の絵本がストーリー仕立てになっているのと違って、この絵本は未来少年コナンの『いま、地球が目覚める』と『幸せの予感』の歌詞が紹介されているのみとなります。


ひかりのくに テレビぬりえ絵本 未来少年コナン 1 & 2
ひかりのくに製/1978年/当時250円/26x18.5cm

題名は1が「ラナをたすけろ!」ということで、モンスリー(モンスキーとなっています・・・)たちにさらわれたラナをコナンやジムシィが助ける内容になっています。2は「すてきなハイハーバー」ということで、コナンやジムシーのハイハーバーでの生活の様子が描かれています。いくつかのページの絵の一部分に塗り絵ができるようになっています。絵柄が上で紹介したものとはまた違っており、さらにヘタウマな感じ何とも言えず・・・です(苦笑)。あまり市場には出てこない種類です。


テレビクレヨンボード絵本 未来少年コナン2
ひかりのくに製/1978年/当時320円/26x18.5cm

上と同じひかりのくに製のものですが、最後の数ページは、ページの絵柄全てに色が塗れるようになっています。ストーリーは、いかだに乗ってハイハーバーに向かうコナン一行の話です。モンスリーたちが乗ったガンボートとの戦いがあり、ガルおじさんに助けられて終わり・・・。。これまたあまり市場には出てこない種類です。


朝日ソノラマ 主題歌のソノシート付き 銀河鉄道999
朝日ソノラマ製/?年/当時350円/26x18cm

テレビ版の主題歌『銀河鉄道999』のソノシートが付いている絵本です。機械の体を求めて旅立った鉄郎と母親ですが、機会伯爵に母親が殺されてしまいます。メーテルに助けられた鉄郎は、機械伯爵に復讐し、その後、メーテルと共に旅立つというシーンで終わっています。



特撮・ヒーローもの

テレビ絵本 仮面ライダー
ひかりのくに株式会社製/?年/当時150円/26x18cm

1巻は、「悪魔の軍団」で、2巻は、「ショッカーの魔手」です。仮面ライダーの絵本は、もちろん実写版が多いのですが、これは漫画版です。ただ、ちょっと絵柄はへたうま系でしょうか・・・ショッカーの怪人がかなり味があります(笑)。


ばんそうのとびだすえほん 仮面ライダー変身!ライダージャンプ、変身忍者嵐
万創製/1970年代年/当時各巻680円/26X19.5cm

函入り、シール付のミント状態ですが、やはりビニールパックに包まれたままなので、中身を読むことができません・・・。仮面ライダー関連は他にもあり(仮面ライダーの別タイトル、V3、ストロンガー等)、変身忍者嵐の別タイトルもあります。特撮系は他にもウルトラマン関連、ミラーマン、スペクトルマン・宇宙猿人ゴリ、ジャンボーグA、シルバー仮面、アイアンキング、超人バロム1、怪傑ライオン丸、秘密戦隊ゴレンジャーなどがあります。、


講談社のテレビ絵本28 キングコング
講談社製/1967年/当時130円/26x18.5cm

1967年にアメリカのビデオクラフト社と日本の東映動画の合作によって制作されたテレビアニメ版の『キングコング』が題材となっています。「ロボットコングのまき」ということで、キングコングとドクターフーが操るロボットコングが戦います。この絵本シリーズでは、ウルトラQやウルトラマンのシリーズが特に貴重です。


ます美のSF絵本 空中都市008
ます美書房製/1969年/当時200円/26x18.5cm

1969年から1970年までNHKで放映された人形劇の絵本版です。絵は虫プロが担当しており、未来都市で、機械やロボットたちがおかしくなってしまうエピソードが描かれています。



その他

トムとジェリー2
サン企画製/?年/当時650円/26x18cm

函入り、カラーレコード付です。帯には、サン企画国際版絵本シリーズ第3弾とありますので、トムとジェリー1以外にも何かのキャラの絵本があったのでしょうね。「トムくんのデート じゃまされる のまき」で、トムとおしゃれキャットのチャッピーのデートを、ジェリーとタッフィーが色々と邪魔する話です。あまり市場に出てきません。



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